親不知を抜いた後の痛みや食事、歯磨きについて

30年前の記憶と、現代の抜歯技術への驚き

昨日抜歯した親不知ですが、実は30年前に受けた歯科治療で「薬を飲んでも疼いて眠れない」という強烈なトラウマがあり、今回の抜歯も年甲斐もなく恐怖を感じていました。

しかし、結論から言うと「思っていたよりも痛みは少ない」です。 もちろん、まだ術後1日目(昨日の今日)なので痛み止めは手放せませんが、昔の記憶と比較すると雲泥の差です。執刀してくださった先生の腕が良いのはもちろんですが、この数十年で歯科医療の技術や麻酔、痛み止めの薬が確実に進化していることを身を持って体感しました。

もし私と同じように、過去の経験から歯科治療に恐怖心を抱いている方がいれば「今は昔とは違う」ということを強くお伝えしたいです。

抜歯後の食事「ウィダーインゼリー」の吸わない食べ方

抜歯後、最も気を使うのが食事です。私は昨日から『ウィダーインゼリー』を主食にしていますが、ここには重要な注意点があります。

絶対にやってはいけない「吸い込み食べ」
ゼリー飲料をそのままチューっと吸い込むのは非常に危険です。 吸い込む時の陰圧(口の中の圧力が下がること)によって、患部の「血餅(けっぺい)」——つまり、傷口を塞いでくれている血のかさぶたのようなもの——が剥がれてしまうリスクが高いためです。

これが剥がれてしまうと、骨が露出して激痛を伴う「ドライソケット」という状態になりかねません。

スプーンを使った安全な食べ方

そこで私が実践しているのは、以下の方法です。

  1. ウィダーインゼリーの中身をお皿にすべて出す。
  2. スプーンですくって、少しずつ口に運ぶ。

これなら吸い込む力を必要としません。口を閉じていれば平気ですが、少しでも口を動かすと血の味が広がります。当面の間は、このゼリー食か、噛まずに飲み込める「うどん」「そば」のみで過ごす予定です。

「埋伏智歯(埋まった親知らず)」の恐怖

今回抜歯したのは、歯茎の下に埋まり、横向きに生えているいわゆる「埋伏智歯(まいふくちし)」でした。 レントゲンでその存在は知っていましたが、10年以上も特に悪さをすることなく潜んでいたため、正直「このまま成仏するまで(一生)抜かなくて済むのでは?」と期待していました。

きっかけは別の虫歯治療

事の発端は昨年、別の箇所の小さな虫歯治療の際でした。 レントゲン(あるいはCT)を撮影したところ、親知らずの手前の隙間が虫歯になりかけていることが分かりました。
埋まっているとはいえ、手前の歯との間には歯ブラシの毛先さえ届かない小さな隙間があります。そこから長い年月をかけて虫歯菌が侵入してしまったのでしょう。 自覚症状が出る前に、そして虫歯が深刻化する前に発見できたのは、本当に運が良かったです。

定期検診と早期発見の重要性

「別の虫歯があったおかげで、親知らずの危機に気づけた」というのは、まさに結果オーライでした。 今回の経験で痛感したのは、やはり定期検診の重要性です。

普段の歯磨きで防げないリスクがある以上、専門医の目によるチェックは不可欠です。「定期検診で毎回レントゲンを撮る必要があるのか?」という疑問は残りますが、歯の状態に合わせて数年に一度は画像診断をしておくのが安心材料になると感じました。

術後の経過とこれから

食欲は戻ってきましたが、患部に食べ物が詰まるリスクを考えると、普通の食事に戻すのは抜歯後4~5日経ってからにしようと考えています。歯磨きもまだ満足にできない状態ですので、焦りは禁物です。

これからしばらくは消毒や抜糸のための通院が続きますが、まずは傷口をしっかり治すことに専念します。同じように抜歯を控えている方、術後の過ごし方に不安がある方の参考になれば幸いです。

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